埼玉県立大宮高等学校同窓会
大高やまぼうし会
第25回ウォーキング会が開催されました
令和6年11月23日(祝日)に第25回ウォーキング会が開催されました。素晴らしい好天の下、45名の同窓生が秋の明治神宮外苑を満喫しました。
第25回ウォーキング会に参加して
新しくなった原宿駅に初めて降り立ったところ、直ぐに明治神宮のこんもりとした森が目の前にありました。風は、少し強かったですが、そのお陰か空は快晴です。大鳥居をくぐり、ウォーキング開始です。最初に立ち寄ったのは、有料の明治神宮御苑です。江戸時代初期は、加藤家の庭園だったそうで、加藤清正が堀ったという井戸がありました。その湧き水は、1年を通して15度だそうです。
起伏のとんだ庭園で、季節ごとの花(菖蒲、つつじ、水蓮など)がたくさん咲きます。紅葉は、所々という状態でしたが、見事に色づいている木もあり、皆さん写真を撮っていました。有料なので、人は少なくゆっくりと探索できました。その後、神宮本殿まで移動します。人が多くなってきました。11月23日は、新嘗祭ということで、各地から送られた農産物が沢山奉納されていました。
神楽殿に入れるよう申し込んでいただいたそうで、七五三詣でやお宮参りの人達にまじって、お祓いと祈祷を受けられました。横笛・謡に合わせた巫女さん2人の舞を見ることができました。その後は、御社殿の北側にある庭園まで移動しました。庭園は、綺麗な芝生で、北池を見下ろせるように、少し傾斜状でした。
そこで、昼食です。その頃には、風もやみ、陽ざしがたっぷりで、とても気持ちがよかったです。池の前には、亀の形をした大きな石(パワースポット)があり、皆が触っているのでツルツルしていました。北側を見上げると、新宿の高層ビル群が見え、東京の真ん中でこの様な自然が残っている贅沢を感じました。
昼食後は、永遠の杜を通り、御社殿まで戻ります。永遠の杜について、波多野さんから貴重なお話がありました。「100年前、明治神宮が造られる際、林学の専門家は大隈重信首相が希望した杉林ではなく、自然の木を植えて、森を作るべきだと訴えた」ということでした。
その結果、全国から約10万本が奉納されました。椎・楠・橘・樫などの照葉樹を主な構成木としているそうです。
最初は、小さかった木々も長い年月を経て、大きく育ち、うっそうとした森になって、都心で森林浴ができる環境になっていました。御社殿の夫婦楠(パワースポット)の前で記念撮影をし、明治神宮を後にしました。
次は、隣の代々木公園に向かいました。神聖な感じから、ガラッと雰囲気が変わって、明るくて解放的な印象でした。入口付近のイチョウは、黄色に色づいて、秋の陽ざしにキラキラ光って見えました。戦前は、陸軍の練兵場だったという面影は全く無く、家族連れや学生のサークル、楽器を演奏している人達、ランナーなどで賑わっていました。ショートコースで一巡し、原宿駅前で解散となりました。
福田副会長の最後のご挨拶で、「身も心も清らかになったように感じる」と感想をお話されていましたが、『そのとおり』と皆さんが頷いているように見えました。
こんな、有意義な時間を皆さんと共有できるのは、計画を練っていただいた波多野さん、福田さん他役員の皆様のお力添えの賜物です。ありがとうございました。
27回卒 上蔀 輝子

















